ん~2月の留学日記もまだ完了していないので、どちらを先に書くか迷いましたが、熱が冷めないうちに先に今回のソウル旅について書いてしまおうと思います!
まず、12日は16時にパートを終えて...のはずが本当にその週だけ忙しくて、18時まで残業。半泣きで、「もうリミットです。飛行機に間に合いません」と言って職場を離れ、タクシーで一旦帰宅。朝から荷物も持って会社に行ければよかったのでしょうが、何せ行きがけから荷物が多くて。
보따리(ポッタリ/本来包み、くるみ、という意味ですが、運び屋さんを表すこともあります)さんのごとく、ポジャギの先生からのお使いや、留学してた時のクラスメートで今もソウルにいる子への頼まれ物などを詰めたら、たった3日間なのにスーツケース大サイズにいっぱいになってしまいました。
なんとか19:15頃には福岡空港国際線にタクシーで滑り込み、20:40発大韓航空への手続きを済ませました。今回の旅行は最初一人で行こうかと思っていましたが、前々から前の会社の先輩と口先では”今度一緒に韓国に行きましょうね”なんて言っておきながら一度も実現した事が無かったので、思い切ってそのT先輩を今回のパートナーに選び、お誘いしてみました。
この旅行の一番の目的は5/14(日)に行われる、お友達りおちゃんの結婚式に参加することです。りおちゃんは、ブログにもよくコメントを寄せてくれますが、私の大学時代のお友達であり、私が主催している韓国料理食べ歩き隊の2号隊員であります。
大学2年の時に参加した、姉妹校”蔚山(ウルサン)大学”への派遣研修で一緒になったのが最初の出会い。蔚山では、レモンソジュ(レモン味のあま~い焼酎)を共に酌み交わし、ベロンベロンになったりしたよね?りおちゃん覚えてる?(爆)
在学中はたまに校内で会っていたけれど、卒業してからは連絡もとらなくなっていたのですが、なんと昨年9月のハングル検定準2級の試験会場で、偶然同じ教室になり再会したのです!まさかまだりおちゃんが韓国語を勉強しているなんて思ってもおらず、ましてや韓国人の男性と既に日本で入籍しているなんてとっても驚きました。
それからはちょくちょくりおちゃんのお家にお邪魔したり、月に一度の韓国料理食べ歩き隊で顔を会わせたりしていて、私が韓国語を勉強するに当たってのよきライバルでもあり、頼もしい仲間なのです^^とまぁ、りおちゃんの紹介は私がここで書くよりも、りおちゃんの楽しくて為になるブログ”韓国人の彼と結婚しました♪”をご覧くださいませ。
さていよいよ飛行機に乗り込み一路ソウルへ。今回は福岡発の夜便を利用してみましたが、これなら仕事が終わった後でも利用でき、一泊分の宿泊費が多くかかりますが、安い宿を選べば、翌日朝一から活動できて効率よい旅が楽しめます。
ただし、注意すべきが仁川空港からのリムジンバスなのです!仁川空港に着いたのが22:10ごろだったのですが、預けていた荷物を引き取り、お金を両替して、広い仁川空港をゆっくり余裕かましてバス停に向かったりしていると、大変な事になるのですよ!
何を余裕ぶっこいてるのか、夜便初利用だった私は、リムジンバスの最終便の時間を確認しておりませんでした。今回の宿は地下鉄4号線の会賢(フェヒョン)駅から近く、明洞にも歩いていける距離の”南山パークホテル”。リムジンバスは、明洞を経由する605-1番に乗らなければ行けません。605-1番の最終便は22:50発!なのにバス乗り場に着いたのは22:45を回っていました。
リムジンバスに乗るときは、まず切符売り場で切符を買ってから・・・という今までの経験で、先輩には605-1番の乗り場で「待っていてくださいね」と言って、まず開いている切符売り場を探してしまった私。売り場の壁にはバスのタイムスケジュールが。「え~っと、605-1は・・・22:50?!え~終わってるじゃん!」と焦った私は売り場のおじちゃんに「本当は会賢駅行きのバスに乗りたかったんだけど、もう終わったみたいなので、一番近いところに行くバスは何番ですか?」と聞きました。すると、「6番乗り場に走って行って!お金は中で払えばいいから!」とのこと。急いで6番乗り場まで戻ると先輩が「ついさっき605-1番のバスがいっちゃったよ~切符買いに行く時すぐ呼び止めたけど、聞こえなかったみたいねぇ」...しょっぱなから運が悪い。
先が思いやられるスタートで、結局目の前に止まっていた602番のバスに乗ることに。ここでもミスが・・・運転手のおっちゃんに「会賢駅に行きたかったんだけど直行のバスがなくなったので、このバスに乗ったらどこで降りたらいいんですか?」と聞くつもりが、出た言葉が「恵化駅に行きたかったんだけど・・・」
なぜ、【会賢駅】と【恵化駅】を間違えたかというと、【会賢】の発音が【フェヒョン】に対して、【恵化】の発音が【フェファ】。似、似てるでしょ?(かぶってるの【フェ】だけじゃん!)2月にソウルに1ヶ月いる間、大学路(テハンノ)にあるポジャギ工房に通っていて、その大学路にあるのが【恵化(フェファ)駅】。それで私の頭にはどうも【恵化(フェファ)】という発音がインプットされてしまってる様なんですよ・・・
するとおっちゃんの答えは「鐘路5街(チョンノオーガ)で降りなさい」。当然・・・大学路と鐘路5街はほど近いものね。でも私の行きたい【会賢駅】は鐘路5街まで行くとかなり行き過ぎなのよ!
慌ててバスに乗ってゆっくり地図を見て考えると、このバスは東大門行きで、私が行きたい【会賢駅】とはかなり方向がずれている路線。それでも終点の東大門まで行けば、同じ地下鉄4号線でつながっている。でも時間は23時過ぎ。東大門につく頃には24時。地下鉄があるかどうかもわからないし・・・じゃあ途中の近いところで降りるとしたら、忠正路(チュンジョンノ)が一番近いかな?でも忠正路(2月に私がゲ○した悪夢の駅)なんてそんなに人通りが多い場所じゃないし、そんなところに24時に降り立って大丈夫なのか不安だし・・・こっちにしようかあっちにしようかと迷う私。
意を決して後ろの2人の若いお姉さんに「会賢駅に行きたいんですが、どこで降りるのが一番近いですか?」と質問してみました。2人のうち窓側のねーちゃんは愛想がなくて「さあね?」って感じ。でも通路側のお姉ちゃんはとっても感じがよかったんだけど、ちょうど次のバス停で降りるみたいで、「運転手さんに降りる場所を教えてくれるように頼んでおきますね」と言って降りて行ってしまいました。
でも実はあまりそのお姉ちゃんの言った内容をいまいち聞き取れて無かった私は、おねえちゃんが運転手さんんに聞きに行ってからまた戻ってきて教えてくれるのかと思っていたのにそのままバスを降りてしまったので「おいおい、ほったらかしかよ!?」とまたしても東大門で降りるか、忠正路で降りるかの悩みの森の中へ・・・しかしやはり地下鉄が動いていることにかけて、忠正路は行き過ぎることにしました。
するとちょうど鐘路タワーが見えるところに来ると運転手のおっちゃんが「会賢駅に行く人~、ここで降りてくださ~い」と叫んでくれました。「お、私たちのこと?!やっぱりあのおねえちゃんは親切だったんだ・・・」
おっちゃんは私の顔を見るなり「お?あんたは恵化駅で降りるって言ってたでしょ?恵化駅なら鐘路5街でおりなきゃ」としっかり指摘。「はは・・・あれ間違ったんです。フェファ駅じゃなくてフェヒョン駅でした^^;」と説明し、「ここから会賢駅まではタクシーで行かないといけませんか?」と質問すると、「うん、タクシーをつかまえて行った方がいい」との答えでした。
でっかいスーツケースをバスのトランクから出してもらってバスとはここでお別れ。バスを降りるとそこには花金(今どき言うかね?花金って・・・)を楽しんだほろ酔いプラス泥酔(笑)の若者やサラリーマンのおっちゃん達がウヨウヨ。みーーんなタクシーをつかまえようとしているじゃありませんか?!
ソウルの交通費は安いとは言え、いつも地下鉄ばかりでタクシーをあまり使わない私は、夜のソウルではタクシーをつかまえるのが至難の業、という話は聞いていたけれど、こんな時にその実態に直面することになってしまったのです!
現地人の姿を見よう見まねで、私もタクシーに向かって左手を出して、一旦とまって窓の方に顔を伸ばす運転手に(韓国は左ハンドルなので、窓から運転手が遠いのだぁ)、「会賢駅なんですが」と声をかけます。ここでもまた間違えて「恵化駅なんですが」と間違えたりしてしまったのですが、会賢駅だろうが恵化駅だろうが、とにかく運転手の反応は首をプルッと無言でひと振りしてブーーーンと通り過ぎてしまうのですよ!日本では考えられないほどにまともに”乗・車・拒・否”です!
最初は進む方向が逆の車線にいたので、そりゃ嫌がるわな・・・と場所を変えてもみましたがそれでもダメ。会賢(フェヒョン)っていう発音がどうも韓国人には聞き取りにくいようで、来る運転手ごとに「えっ?どこ?」って聞き返すので、会賢(フェヒョン)と言うのはやめて南山(ナムサン)に言い方を変えても見たんですが、それでも全然ダメ。あんまり見事に乗車拒否をされるので、「もーーーなんでよ!?」と怒りも通り越して笑いが出てきてしまいましたが、周りをみると現地のソウルっ子も同じようにみな乗車拒否をされています。そうなんです。次の日韓国人の友達に聞いた話によると、もともと韓国でも乗車拒否というのは法律的にもやってはいけないことになっているらしいんですが、夜になると暗黙の了解で距離が遠くて儲けになる場所じゃないと乗せてくれなくなるのだそうです。たまに泥酔・千鳥足のおっちゃんが通り過ぎるタクシーに悪態をついておりましたが、ソウルっ子はみな当たり前のこととして、何度もタクシーの争奪戦にトライしていました。
ソウルっ子でさえ苦労しているんだもの、こりゃダメだ・・・とあきらめた私。同行人のT先輩に「すみません・・・ホテルまで歩いちゃっていいですか?」と謝って、鐘路タワーから南山のふもとまでえっちらよっちら歩くことにしました。でもソウルって意外に狭い街で、もちろん江南(カンナム)まで、とかは無理ですが、中区・鐘路区・東大門区ならば散歩気分で歩ける距離です。私もよく歩きますが、今回は大きなスーツケースがお供。ただでさえ舗装状態が最悪なソウルの歩道を、ガラガラと音をたてながら約30分くらいでしょうか?いい運動になりましたかね~^^;
到着したのは当然24時過ぎ。今日から3泊お世話になるお宿、南山パークホテルへ到着です。
さて、南山パークホテルの紹介の続きは、次回にするといたしましょう・・・・
最近のコメント