7日の夕方7時頃に全羅南道ツアーより帰ってきて、8日はものすごい疲れた顔をして会社に出たのですが、どうもオモニとイモを連れての旅は無意識に神経を使ったようで、8日から発熱・・・9日(金)はまた会社をお休みしてしまいました。
今は熱も下がってだいぶ体調もよくなったので、すこしずつ全羅南道ツアーをレポートしていきたいと思います。
まずは8:45のコビーで博多港を出発。私、これだけ韓国に行っていて、コビーに乗るのは初めてでした。コビーって荷物置き場があんまり広くないんですね・・・やっぱりビートルの方が快適です。
福岡は曇りのお天気でしたが、コビーは揺れることもなくとっても快適で、お昼頃には無事釜山港に着きました。釜山港には2台のバスと2人の韓国人ガイドさんが待っていて、晴天の中、ツアー客総勢47名での出発となりました。
まずは腹ごしらえですが、ツアーの食事ですからお決まりの石焼ビビンバでした。私はあまりツアーで韓国に行ったことがありませんが、ツアーで連れて行かれる食堂ってすごいですねぇ~。テーブルには最初お水が置いてなくて、まずは「ビールとウーロン茶いりませんかー?」っておばちゃん達が注文をとりはじめるんです。
何もわからないツアー客は「ウーロン茶下さい!」と注文をしてしまいますが、たった250mlの小さな缶のウーロン茶が3000w(約300円)もするんです!韓国ではあまりウーロン茶は飲まれませんが、さすが観光客対象の食堂では日本人がウーロン茶好きってちゃんと知ってるんですねぇ。その値段でも結構注文している人がいました。
さて、バスは釜山から西へと伸びる”南海高速道路”を3時間走り、順天(スンチョン/순천)・松広寺(ソングァンサ/송광사)へ。
松広寺は、韓国三宝寺刹の一つで、新羅時代(日本の奈良時代末期)に建立されましたが、今残っている建物は高麗時代(日本の鎌倉時代)に再建されたものだそうです。
三宝とは、仏・宝・僧の三つを言い、釈迦の仏舎利を奉る通度寺(トンドサ/통도사)が”仏”、八萬大蔵経が収められている海印寺(ヘインサ/해인사)が”宝”、そして16国師と言われる高僧を輩出した松広寺が”僧”をあらわし、その3つの寺を”韓国三宝寺刹”と呼びます。
韓国では釈迦誕生日が公休日(ちなみにクリスマスも公休日)になっていますが、釈迦誕生日は陰暦の4月8日となっており、毎年その日にちは変ります。今年は5月12日がその日に当ります。
釈迦誕生日のことを韓国では”부천님오신날(プチョニムオシンナル/仏様が来られた日)”と呼びます。その季節になると、お寺の近くや街中に色とりどりの提灯が飾られます。
その提灯に書いてある絵にはいくつか種類があっておもしろかったので、フォトコレクションしてみました^^
仏様の絵は、必ず右手を1本指にして空を指し、左手は地を指しているんですね・・・
色とりどりの提灯で飾られた緩い坂道を登っていくと、"一柱門"という楼閣が見えてきます。
上の写真が現在の松広寺の配置図ですが、その昔は、「境内に入れば雨に濡れずともそれらを一回りできるほど」深い屋根がたくさんあったと言われているそうです。
松広寺の境内に入る前には"洗月閣"(左側)と"滌珠閣"(右側)と言われる小ぶりの建物が2つ並んでいます。そして境内に入る前に、男の死者の魂は"洗月閣"で、女の死者の魂は"滌珠閣"で洗い清めなければならなかったそうです。この2つの建物はちょっと変な並び方をしていますよね。順天市にお住まいの日本人ガイドさんの説明によると、女性は身分が低いと考えられていたため、男性を清める"洗月閣"の横に並べて建てられることは許されず、一歩控えたような場所に建てられているのだそうです。

境内への入口となる"羽化閣"は、渓流の上にかかる"三清橋"と組み合わさっています。この橋は"虹橋"とも呼ばれ、俗世から黄泉の国へと渡す船の役割を果たしていると考えられているそうです。

韓国のお寺の魅力はこの鮮やかな色使い”丹青(タンチョン/단청)”です。丹青には、装飾以外に「虫が食わないように」「防水のために」という木材保護の意味もあるそうです。

そしてこの屋根の姿の美しさも魅力の一つですよね。
松広寺はやはり、渓流の水面に映る"羽化閣"と"三清橋"の美しさが格別です。まさに、俗世から黄泉の国へと魂を渡す、不思議な空間という感じです。
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