イ・ウンジュ1周忌追慕式(2/22)
梨花女子大言語教育院での修了式を終えた22日。その日は故イ・ウンジュの1周忌でした
イ・ウンジュは韓国の女優さん。私が韓国の女優さんの中でも好きな人。ただキレイなだけじゃなくて、演技力もあって、どの役を見ても、全部違う、その役それぞれになり切ってしまう人・・・だというのが私の印象。いまから考えてみれば、憂いを帯びたあの表情が好きだったが、あの”憂い”が彼女を遠いところに連れて行ったのかもしれないと、ちょっとかっこいいことを書いてみたりする・・・。
チャムシルのロッテホテルが会場。会場の入口で受付を済ますと、今でも大事に持っているこのカードをもらいました。
そのカードにはこう書いてありました。
彼女が私たちのそばを離れ長い旅に出てしまって、もう1年になります。
その間、また1度ずつ季節が過ぎていきました。
新しくやってくる季節の度に、彼女がしみじみと思い出されます。
まだ彼女の旅は終わっていないようです
とても当然のように、或る日彼女から手紙が一枚到着しました。
旅の途中に、その余裕が憎らしいくらいにいっぱいしたためられた手紙を今、広げてみます。
会場に入ると、前の方1/3は関係者席となっていて、その後ろがネットなどで募られた一般のファン等の席。私は雑誌でみつけて、その雑誌のHPから応募したのですが、参列者の中には今までイ・ウンジュが共演したチャン・ドンゴンやイ・ビョンホン、そしてチョン・ジュノなど早々たる面々の名前が書いてありました。
不謹慎かもしれませんが、少なからず彼らの登場にも期待していた私たちは、席について追慕式が始まるまでも落ち着かずチョロチョロ。あれは誰だ!?あれは違うか?!とアンテナを張り巡らせていました。
書き遅れましたが、一緒に行ったのは梨花で同じクラスの仲間で막내(マンネ/末っ子)のあゆみと。するとあゆみが「あのメガネのオッチャン誰?」と、関係者席に入ってきた男性を指差して言います。それこそなんと、私を韓国バカの世界に導いた1人である、ハン・ソッキュその人ではないですか?!
もちろんあゆみもハン・ソッキュのことはよ~く知っているのですが、目が悪いのかよく見えなかったようで、「メガネのおっちゃん」呼ばわりをしてしまったのです。けしからんことですが、許してやりましょう。
そして、メガネのおっちゃん・・・じゃなかった、ハン・ソッキュさまの後ろには、ちょうどその時ハン・ソッキュと共演した「淫乱書生」という映画が公開されていたキム・ミンジョン(女優さんのほう。「ファッション70's」などのドラマに出演)が。目が大きくて、口元がぷりっとしててセクシーなイメージのある彼女は、遠くから見てもやっぱり目立ってきれいでした。イ・ウンジュとはそんなに親しくしていたわけではないけれど、同じ事務所なのだそうです。韓国人から見れば、もっとテレビで見かけるような有名な人がたくさん来ていたのでしょうが、私たちにわかるのはその2人くらいでした。
ステージには大きく、イ・ウンジュの笑顔の写真が飾ってありました。
追慕式が始まると、まず日本でも知られているイルマが登場し、ピアノ曲を2曲演奏しました。イルマはイ・ウンジュと交流があったわけではありませんが、イ・ウンジュがイルマの曲を好きだったそうです。その後イ・ウンジュがMVに出演した曲を歌った歌手が数人ステージにあがってその歌を歌い、スクリーンにMVが流れました。また、イ・ウンジュと親友だったという元SESのパダが登場し、そのころ歌っていた中島美嘉の「Find a way」のカバー曲を含めた2曲を歌い、イ・ウンジュへのメッセージを述べました。(↓ちっちゃいパダ)
その後、前日くらいにKBSで放送された「フォトドキュメンリー」という番組でのイ・ウンジュ追慕編が会場でもう一度流されました。私は前日の夜にちょうどテレビで見ていましたが、なんど見てもイ・ウンジュの主演映画やドラマでの彼女が輝いていた映像が流れ、惜しいなぁ・・・と自ら命を断ってしまったことをすごく残念に思いました。また、その番組の中では、親しかったムン・グニョンちゃんや、同じ事務所の先輩で最近イ・ウンジュの分まで?と思うほど次々と映画で活躍しているキム・ジス、そしてイ・ウンジュとは古い親友で「イブのすべて」での悪女ぶりが頭に残るキム・ソヨンらが涙ながらにイ・ウンジュの事を語り、また共演したイ・ビョンホンやハン・ソッキュも彼女の思い出や彼女への賞賛の言葉を口にしていました。
こうして終始静かに、追慕式は終わりました。会場の外に出ると、イ・ウンジュの写真がたくさん飾られていて、ファンたちが名残惜しそうにそれを自分のカメラにおさめていました。
その後、あゆみと二人で感想を話しながら歩いていると、私たちの日本語を耳にしたケーブルテレビ局のYTNが「もしかして、日本から来られたのですか?」と韓国語で話しかけてきました。私たちは、「ハイ」と一言返事しておけばいいものの、一丁前に「留学生です」と、さも長いこと韓国に住んでいるような口の利き方をしてしまったのです。これが間違えのもとでした^^;
するとマイクをもったレポーターとカメラマンは容赦なく私たちに「インタビューしてもいいですか?」と怒涛の韓国語攻撃をしかけてきたのです。「イ・ウンジュさんのどの作品が好きですか?」・・・ここまではよかった。作品名を答えておけばいいのですから。ところが次の質問は「イ・ウンンジュさんのどんなところが好きですか?」・・・どんなところがって・・・「かわいい」とか「きれい」とか「演技がうまい」とか簡単に済まそうと思えばできなくもないのですが、「留学生」と言った手前やっぱり韓国語でもっと具体的に話したいじゃないですか?!
それで欲張ってあーだのこーだの得意のウンチクを言おうとしたのですが、これが単語力の欠如でちっとも言葉が出てきません。「んーー」と口ごもっていると「・・・・・ということですか?」とレポーターがうまいこと推測してくれて「そうそう、そうなんです」と後手後手^^;うまく話そうとすればするほど頭が混乱してきて、見かねたレポーターが「편하게 일본어로 이야기하세요(楽に日本語で話してください)」と言った言葉さえも聞き取れず、仕舞いには「Please speak Japanese」と英語で言われてしまう情けなさ。トホホ・・・
そんなこんなで私とあゆみは気恥ずかしさで大爆笑しながらも、YTNっていったら日本でもケーブルとかネットでたまに流れるし、あれが日本に流出したらやばい!!と焦ったものです。あゆみのお母さんに即効電話かけて「インタビューされた!テレビに出たら録画してて」と頼んだりもしたのですが、たぶんカットされたんだろうな・・・ひどかったもの。私たちのインタビュー・・・^^;
貴重な経験をしてチャムシルを後にし、我らがホームタウン新村へ。そしてあゆみの行きつけ「キンパップ天国」(笑)に行き、2人反省会をしました。
翌日はまたあゆみと今度は일산(イルサン)に行く予定です。今度は私の大好きなジュノオッパが経営するプレッツェル屋さんを見学に行く為です。他の人には一緒に行こうよ!なんて言いにくかったけど、あゆみはミーハー仲間なので、「行く、行く!」って若さもあって(なんと10も違うの。ハタチなのだ、ヤツは。)とりあえず好奇心旺盛。私はあゆみが好きな神話(シナ)の事務所について行ってやらなかったというのに、付いて来てくれてありがとよ!
では、今度はジュノオッパのプレッツェル店での思いがけない出来事を書くことにして、今日はここまで。
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ウンジュssi。。。この世にいない人なんですよね。
切なさが込み上げてきました。
「バンジージャンプする」などで共演したビョンホンssiは北海道で写真集の撮影の為、追悼式には出席
してないんです。多分。。。
これからも、たくさん演技を観たかった女優さんですね。
残念です。
インタビューをハングルで。。。すごい!
minaさんくらいお上手な方でもあがるのですね。。。
投稿: ruccora | 2006年11月21日 (火) 02時37分
ウンジュssiが亡くなってから「バンジージャンプ~」を観たので、最後は涙涙・・でした。何故かウンジュssi出演の映画って死んでしまう役が多かったんですよね。ジェウクと共演した時もそうだったし。。1周忌追慕式に行かれてたんですね。。。。
投稿: arisu | 2006年11月24日 (金) 01時23分
ruccoraさん☆
お~、さすが、ビョンホン氏のスケジュールを把握してるんですね!?
全然すごくないんですよ^^;書いているように、全然まともに答えられなかったんですから・・・
arisuさん☆
そうですね...ウンジュ氏はちょっと物悲しい雰囲気持ってたし、そういう役が多かったのかな。でも私は「火の鳥」で最初は天真爛漫な性格でそのあと傷を負った臆病な感じになるっていう、1人の人を2タイプ演じ分けたウンジュ氏の演技に感動したんです!
投稿: mina | 2006年12月 2日 (土) 20時40分